秋が深まってきましたね。

先日、例年採取しているキノコ(キンチャヤマイグチ)を探しに行ったのですが
天候不順が原因なのかキノコが一つも生えていなく落胆していたのですが

”ヤマブドウ”が豊作でしたので採取してきました。


ヤマブドウ


ヤマブドウはそのまま食べても酸っぱいだけですし収量が見込めるのならば
潰して瓶に放り込めば”ヤマブドウ酒”が出来ます。

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ここまで読んで、何か気がかりがある方。
正解です。

自宅でアルコールを生成することは法(酒税法)に触れます。

詳しく知りたい方はここを読んでください。

まぁ、簡単に説明すると

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・第一章 
 第1条 酒作ったら、どのような場合でも税金摂るで
 第2条 酒ってのはAlc.1.0%以上の物や
 第3条 温度15度の時のエチルアルコールの量のことなんや
     Alc.20.0以下の物に果物漬けてもあかん
      ~以下略~

・第二章
 第7条 国から許可貰われへんのやったら作ったらあかんで
     あとな、許可得るには規定以上の酒作るのが条件なんや
     ・清酒 60kL
     ・合成清酒 60kL
       
~中略~
     ・ビール 60kL
     ・果実酒 6kL
      ~以下略~ 
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と、まぁこんな感じでめんどくさい条件があるわけですよ。

・どんな場合でもブドウ類で酒つくるのは違法(ホワイトリカーにぶち込むのも禁止)
・米とか麦使って酒作るのは違法(ビール、日本酒等)
・家でサングリア飲みたいからってAlc.20.0%未満のワインに果物漬けるのも違法。




発酵させたとしても
Alc.1.0%以下に抑えることができる
のであればそれはお酒じゃないので合法です。

ただのジュースです。

さてと、前置きはこの辺にして置いて実際に作りましょう。


ヤマブドウ2
 ↑採取してきたヤマブドウ

まず採取してきたヤマブドウを房から取り外します。

ヤマブドウ3

若干房が付いている方が良いです。
何故かと言うと房に酵母がついてるので、その酵母でアルコール発酵するからです。


自生しているヤマブドウの糖度としては10~14度程度。

※糖度と言っても糖度計で計っているのはショ糖の量で、ブドウ糖や果糖も含まれているので
その分も考慮しなければいけません。


ここから生成されるアルコール濃度を算出しAlc.1.0%以下に収めなければいけません。


ここまで読んで、尚ヤマブドウ酒作ろうと考える人は中々いないと思います。

ここで算出方法をだらだら書いても良いのですがめんどくさいので省きます。


房から外したら瓶に詰めて潰しましょう。

ヤマブドウ4
 ↑瓶に詰めました。

ヤマブドウ5
 ↑適当に潰します。

後は二日に一度くらい攪拌して表面が入れ替わるようにしましょう。


p.s
真似するときは自己責任でやってね。