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※注意
この記事には、人体に影響を及ぼす可能性のある毒が含まれているキノコについて書かれています。
真似をして人体に支障をきたしても、当ブログは一切の関知をいたしません。
真似をする際は自己責任でお願いします。

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ハロー、みなさん、こんにちは。

今回は、ヒグマアミガサタケこと「トビイロノボリリュウタケ」を食べます。

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野食界隈やキノコクラスターの方々なら知っていると思いますが、シャグマアミガサタケと似たようなものです。

シャグマアミガサタケは、フィンランドでよく食べられていて猛毒があることが知られていますが
ヒグマアミガサタケは、いまだに食毒判定がなされていません。

色々と調べましたが、シャグマアミガサタケ同様猛毒がある可能性があるらしいです。
シャグマアミガサタケと同様に毒の成分としては、ヒドラジン類のジロミトリンです。

なんとも可愛らしい名前ですが油断ならない毒成分で、肝臓、腎臓、腸、膀胱など内臓系に作用します。

フィンランドでは年に数名運ばれるそうです。

ジロミトリンは揮発性がかなり高く、それなりに煮沸することで、揮発させることができます。
含まれている量には個体差などがあるので煮沸時間などは手探りです。

野食に危険は憑き物ですが、科学的な観点からひとつづつ丁寧に処理していけば死ぬことはまぁ無いでしょう。

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ということで、採取してきました。

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生の状態だと、少しもろいですね。
持って帰ってくる間に少し崩れてしまったものもありました。

アミガサタケ同様、加熱すれば脆さもなくなるでしょう。


さて、毒の処理をしてしまいましょう。
処理と言っても茹でこぼすだけですけど。

1回目5分程度、2回目も5分程度茹でこぼしました。
長時間茹でて、うまみ成分などがなくなってしまっても嫌なので。

えー、茹でてる写真はどっか行きました。

2回の茹でこぼしが終わったら、流水に曝しておきます。
保存するときも、水の入ったタッパーなどで保管しておきます。


食べます。
素材の味を知るために塩コショウをしてオリーブオイルで炒めました。


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それでは食べましょう。
いただきます。


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お、美味しい!!!!

アミガサタケのような旨味があり、食感はコリコリ

やはり近縁種とゆうこともあり、全体的にアミガサタケに似ていますね。
似てはいるんですけど、食感はこっちの方が好きです。

2回しか茹でこぼしていないですが、旨味成分はかなり抜けてしまっているような気がします。


卵との相性がよさそうなので、オムレツにでもしてみましょう。


はい。



もっと半熟にする予定でしたが失敗。

うん、こっちの方が美味しい、美味しいですね。
キクラゲをオムレツにすることはよくあるんですが、こっちの方が旨味があって最高においしいです。



と、いうことで今回はヒグマアミガサタケを食しました。

場所を知っていれば結構簡単に見つけることができるので、
採取して乾燥保存しておこうかなってくらい美味しいものでした。

ただみなさんにはお勧めできません。
それは毒があるからです。
食べるときは自己責任で。


p.s
アミガサタケのパスタ食べたい。