今回は過年度の第五回目になりますね。
大学時代にちょっとした事情で奥尻島に行ったお話です。
基本的に過年度分の記事は、覚えていないところは省きます。
今回は、野食成分がほぼないです。
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2016/10/17~10/20 + α の出来事です。
2016年10月17日 移動日。(9:30出発)
奥尻島に行くフェリーは ”江差” か ”せたな” からしか出ていません。
まぁ、10月半ばくらいから”せたなー奥尻”間は休航してるから、必然的に江差まで行かないといけないんだけどね。
江差までの道中、何度か車を停めて自然の風景を。
札幌を出発し
↓
喜茂別→留寿都→豊浦→長万部→八雲→乙部→江差です。
大体、車で五時間くらいですかね?
休憩や昼ご飯を挟んだらもっとかかります。
フェリー乗り場についたのは15時頃。
↑ハートランドフェリー 江差支店です。
そこからフェリーに乗ること2時間半。
空路は苦手ですが、地球と何かしらで接している陸路・海路は全然平気。
船に乗っても、船酔いなんてしたことがありません。
若干時化ってたみたいで、普段から乗りなれているであろう周りのお客さんの何人かは口からキラキラを出すためにトイレに駆け込んでいる人もいました。
↑いざ奥尻島へ!!ちなみに車が乗るほどの船に乗るのは初めてだったっぽいです。
奥尻島についたのは18時半頃。
季節は秋。日が沈むのも早いもので着いたころには真っ暗でした。
泊まるところは”浜旅館”です。
この日は晩御飯を食べて終了。
ここから2日間泊まる部屋はこんな感じ。
↑2016/10/18撮影
2016年10月18日 調査一日目。
泊まったところの外観はこんな感じ。
調査地は結構近いです。大人の事情により詳しい場所は言えない決まりなので悪しからず。
(あ、ちなみに奥尻島一周に要する時間としては、ほぼ1時間ジャストです。)
↑今回の調査地となる森です。
確か、ブナとトドマツの針広混交林だったはず。
最初にやったことはブナの種集めです。
集めた種を、水を使って中身がしっかり詰まっているものを選り分けます。
その種を植えるのが、今回の一つ目の調査。
↑斜面の地表物を取り払って、植えていきます。
これも詳しいことは書けないので悪しからず。
山から下りてくるときに、コクワ(サルナシ)の実を摘まんでいました。
↑コクワはやっぱりおいしいですね。
家の近くに生えてたら毎日でも食べますね。
夕方になり、日が落ちてくると真っ暗になり地形的に危険なので16時半くらいには旅館に帰りました。
”調査に行った”といっても、今回はちょっとだけ余裕があったので”オオクロモジ”を少しばかり採取してきました。
↑オオクロモジ 高級楊枝の原料で、今でも高級和菓子屋さんとかでは使われていますね。
皆さんが知っているところで言うと、月桂樹(ローリエ・ローレル)と同じ仲間のクスノキ科に属しています。
匂いも月桂樹に酷似していたので、持ち帰り月桂樹の代用として使ってみたところ、月桂樹よりも香りがマイル
ドでした。(ビーフジャーキーに使ったはず。)
ここにきてタバコが切れました。
根っからの喫煙者なので無いと困ります。
買いに行きましょう。
Google先生に聞いたところ
浜旅館から徒歩5分ほどのところに”セイコーマート 奥尻店”がありました。
セイコーマートにつきました。
・・・・・・・・!?!?!?!?!ない!?!?
コンビニにタバコがない…。
予期せぬ出来事です。どこを探してもありません。
一時の禁煙を覚悟して店員さんに聞いたところ、セイコーマートから徒歩5分の”成田薬店”に置いてあるとのことなので行きました。
無事タバコが買えました。よかったですね。
何やら、島内でタバコを売っているのはコンビニではない三店舗?くらいしかないそうです。
※2016年10月の話ですので、今現在はどうなっているのかわかりません。
2016年10月19日 調査二日目。
この日の調査内容としては、
”ある植物の種子”をパッケージに入れ埋めて一年後発芽したら別な場所に植え替える。
と言う内容です。
これが実に細かい作業で、種子自体が非常に小さく扱いが大変でした。
風が吹いたらすべて吹き飛んでしまうくらい細かかったよ。
↑これがそのパッケージ。ここにピンセット一つまみ分の種子を入れて埋めていきます。
↑これがその種子です。パッケージ自体も3×5cm程度の大きさだったので種子はかなり小さいことがわかりますね。
このパッケージ自体は、確か500枚ほど作成して埋めました。
日暮れまでに少々時間が余ったため、10月20日のフェリーの出航時間までにやる予定だった作業もこなしてしまいました。
ブナの稚樹の移植作業です。
↑ピンクテープをつけているのが移植したブナの稚樹です。
3時間もあれば終わる作業なので、この日中に終わらせてしまいました。
2016年10月20日 移動日??
昨日、すべての作業を終わらせてしまいましたのでこの日は帰るだけとなりました。
天気が悪く、欠航になるかもねって話を一緒に行った方と話していました。
まさか、欠航になんてなるわけないよなーとこの時は思っていました…。
出航時間は13時頃、それまでに時間があるので島内を探索していました。
出航の2時間前……本日は台風の影響のため欠航となります。
欠航か…まぁなんとなく予想していたので、さほど驚きはありませんでしたね。
さて、欠航になってしまいました。
やらなければいけないことは一通りやってしまったので、丸一日暇になってしまいましたね。
せっかく来たんだから観光でもする?と言われたので観光することにしました。
あまり観光する場所もなかったのですが…島をとりあえず一周しました。
↑奥尻ワイナリーのワイン。
特段ワインが好きだってわけではないんですが、記念に一本買いました。
↑ちなみに、このワインを買いました。封を切っていません。家に眠っています。
ドレッシングとかジャムとかも置いてありました。
2016年10月21日 観光二日目 + 移動。
昨日に引き続き、島内の観光をします。
↑車を走らせて早々にタヌキのロードキル個体を発見しました。
奥尻島には本来エゾアカネズミしか生息していなかったのですが、人為的にエゾタヌキが持ち込まれ、相当数繁殖しています。(持ち込まれた理由は不明。)
野ウサギが持ち込まれたり、ハクビシン(確認はされたが理由は不明)がいたり、民家からミンクが逃げ出したりなど人の手によって変えられていった生態系が身近に感じられます。
続いて、奥尻島津波館に訪れました。
H5.7.12に発生した、北海道南西沖地震による被害で死者・行方不明者(198名)を悼むとともに、災害の記憶と教訓、全国から寄せられた寄付金への感謝を後世へと残すために作られました。
奥尻島津波館と共に、慰霊碑「時空翔」が建てられました。
↑黒御影石で作られた”くぼみ”は、震源地の南西沖を向いています。
地震のあった7月12日に海に向かい正面に立つとくぼみの中に沈む夕日を見ることができます。
慰霊の碑であるだけではなく、未来の奥尻を想う大切な空間でもあります。
この津波館には、島内で見られる植物等の写真も多くあります。
奥尻島滞在も終了です。
調査も無事終了し、普段経験できないことを数多く経験することができました。
p.s.
広大な海に囲まれてるから、次来るときは釣りをしに来よう。
大学時代にちょっとした事情で奥尻島に行ったお話です。
基本的に過年度分の記事は、覚えていないところは省きます。
今回は、野食成分がほぼないです。
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2016/10/17~10/20 + α の出来事です。
2016年10月17日 移動日。(9:30出発)
奥尻島に行くフェリーは ”江差” か ”せたな” からしか出ていません。
まぁ、10月半ばくらいから”せたなー奥尻”間は休航してるから、必然的に江差まで行かないといけないんだけどね。
江差までの道中、何度か車を停めて自然の風景を。
札幌を出発し
↓
喜茂別→留寿都→豊浦→長万部→八雲→乙部→江差です。
大体、車で五時間くらいですかね?
休憩や昼ご飯を挟んだらもっとかかります。
フェリー乗り場についたのは15時頃。
↑ハートランドフェリー 江差支店です。
そこからフェリーに乗ること2時間半。
空路は苦手ですが、地球と何かしらで接している陸路・海路は全然平気。
船に乗っても、船酔いなんてしたことがありません。
若干時化ってたみたいで、普段から乗りなれているであろう周りのお客さんの何人かは口からキラキラを出すためにトイレに駆け込んでいる人もいました。
↑いざ奥尻島へ!!ちなみに車が乗るほどの船に乗るのは初めてだったっぽいです。
奥尻島についたのは18時半頃。
季節は秋。日が沈むのも早いもので着いたころには真っ暗でした。
泊まるところは”浜旅館”です。
この日は晩御飯を食べて終了。
ここから2日間泊まる部屋はこんな感じ。
↑2016/10/18撮影
2016年10月18日 調査一日目。
泊まったところの外観はこんな感じ。
調査地は結構近いです。大人の事情により詳しい場所は言えない決まりなので悪しからず。
(あ、ちなみに奥尻島一周に要する時間としては、ほぼ1時間ジャストです。)
↑今回の調査地となる森です。
確か、ブナとトドマツの針広混交林だったはず。
最初にやったことはブナの種集めです。
集めた種を、水を使って中身がしっかり詰まっているものを選り分けます。
その種を植えるのが、今回の一つ目の調査。
↑斜面の地表物を取り払って、植えていきます。
これも詳しいことは書けないので悪しからず。
山から下りてくるときに、コクワ(サルナシ)の実を摘まんでいました。
↑コクワはやっぱりおいしいですね。
家の近くに生えてたら毎日でも食べますね。
夕方になり、日が落ちてくると真っ暗になり地形的に危険なので16時半くらいには旅館に帰りました。
”調査に行った”といっても、今回はちょっとだけ余裕があったので”オオクロモジ”を少しばかり採取してきました。
↑オオクロモジ 高級楊枝の原料で、今でも高級和菓子屋さんとかでは使われていますね。
皆さんが知っているところで言うと、月桂樹(ローリエ・ローレル)と同じ仲間のクスノキ科に属しています。
匂いも月桂樹に酷似していたので、持ち帰り月桂樹の代用として使ってみたところ、月桂樹よりも香りがマイル
ドでした。(ビーフジャーキーに使ったはず。)
ここにきてタバコが切れました。
根っからの喫煙者なので無いと困ります。
買いに行きましょう。
Google先生に聞いたところ
浜旅館から徒歩5分ほどのところに”セイコーマート 奥尻店”がありました。
セイコーマートにつきました。
・・・・・・・・!?!?!?!?!ない!?!?
コンビニにタバコがない…。
予期せぬ出来事です。どこを探してもありません。
一時の禁煙を覚悟して店員さんに聞いたところ、セイコーマートから徒歩5分の”成田薬店”に置いてあるとのことなので行きました。
無事タバコが買えました。よかったですね。
何やら、島内でタバコを売っているのはコンビニではない三店舗?くらいしかないそうです。
※2016年10月の話ですので、今現在はどうなっているのかわかりません。
2016年10月19日 調査二日目。
この日の調査内容としては、
”ある植物の種子”をパッケージに入れ埋めて一年後発芽したら別な場所に植え替える。
と言う内容です。
これが実に細かい作業で、種子自体が非常に小さく扱いが大変でした。
風が吹いたらすべて吹き飛んでしまうくらい細かかったよ。
↑これがそのパッケージ。ここにピンセット一つまみ分の種子を入れて埋めていきます。
↑これがその種子です。パッケージ自体も3×5cm程度の大きさだったので種子はかなり小さいことがわかりますね。
このパッケージ自体は、確か500枚ほど作成して埋めました。
日暮れまでに少々時間が余ったため、10月20日のフェリーの出航時間までにやる予定だった作業もこなしてしまいました。
ブナの稚樹の移植作業です。
↑ピンクテープをつけているのが移植したブナの稚樹です。
3時間もあれば終わる作業なので、この日中に終わらせてしまいました。
2016年10月20日 移動日??
昨日、すべての作業を終わらせてしまいましたのでこの日は帰るだけとなりました。
天気が悪く、欠航になるかもねって話を一緒に行った方と話していました。
まさか、欠航になんてなるわけないよなーとこの時は思っていました…。
出航時間は13時頃、それまでに時間があるので島内を探索していました。
出航の2時間前……本日は台風の影響のため欠航となります。
欠航か…まぁなんとなく予想していたので、さほど驚きはありませんでしたね。
さて、欠航になってしまいました。
やらなければいけないことは一通りやってしまったので、丸一日暇になってしまいましたね。
せっかく来たんだから観光でもする?と言われたので観光することにしました。
あまり観光する場所もなかったのですが…島をとりあえず一周しました。
↑奥尻ワイナリーのワイン。
特段ワインが好きだってわけではないんですが、記念に一本買いました。
↑ちなみに、このワインを買いました。封を切っていません。家に眠っています。
ドレッシングとかジャムとかも置いてありました。
2016年10月21日 観光二日目 + 移動。
昨日に引き続き、島内の観光をします。
↑車を走らせて早々にタヌキのロードキル個体を発見しました。
奥尻島には本来エゾアカネズミしか生息していなかったのですが、人為的にエゾタヌキが持ち込まれ、相当数繁殖しています。(持ち込まれた理由は不明。)
野ウサギが持ち込まれたり、ハクビシン(確認はされたが理由は不明)がいたり、民家からミンクが逃げ出したりなど人の手によって変えられていった生態系が身近に感じられます。
続いて、奥尻島津波館に訪れました。
H5.7.12に発生した、北海道南西沖地震による被害で死者・行方不明者(198名)を悼むとともに、災害の記憶と教訓、全国から寄せられた寄付金への感謝を後世へと残すために作られました。
奥尻島津波館と共に、慰霊碑「時空翔」が建てられました。
↑黒御影石で作られた”くぼみ”は、震源地の南西沖を向いています。
地震のあった7月12日に海に向かい正面に立つとくぼみの中に沈む夕日を見ることができます。
慰霊の碑であるだけではなく、未来の奥尻を想う大切な空間でもあります。
この津波館には、島内で見られる植物等の写真も多くあります。
奥尻島滞在も終了です。
調査も無事終了し、普段経験できないことを数多く経験することができました。
p.s.
広大な海に囲まれてるから、次来るときは釣りをしに来よう。
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