10月21日に会社の同好会で釣りに行ってきたのでそのことについて少し。


皆さん朱鞠内湖(シュマリナイ湖)は知っていますか?
北海道に住んでいる方は大体の人が知っていると思います。

なんでって?冬にものすごく寒くなるからです。
(一番低い時で-40度を下回るくらい。)

日本一寒い湖とも言われているくらいですからね。

あとは、“幻の魚イトウ”が住んでいるところでもありますね。


今回は、朱鞠内湖に行って釣りをしてきました。


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 ↑朝8時くらいの湖

朱鞠内湖は日の出から日の入りまで釣りをして楽しむことができます。

ですが10月中旬から水温より気温の方が低くなり明け方は霧に視界を奪われます。

日が昇るにつれて気温も上がり霧も晴れますけどね。

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 ↑朝10時くらいの湖


うちの会社の同好会はゲームフィッシングを主にやっているのですが

自分としては“釣ったら食べる、獲ったら食べる”ことを念頭に置いています。



朝6時ごろから12時頃まで、休憩を挟みながらやっていたのですが
当たりはあるのですがなかなか乗らない。


部長が2匹ほどサクラマスを釣りましたので1匹分けていただくことに。


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 ↑30センチくらいののサクラマス


そもそも、サクラマスとは何か知らない人が多いと思うので少し説明しましょうか。

サクラマスはサケ目サケ科の魚。
ヤマメと言われればわかる人も多いと思います。

サクラマスはヤマメが海に出て回遊し、斑点模様(パーマーク)が無くなり
銀毛変態(スモルト変態)をしてまた川に戻ってきた個体のことを言います。

まぁ、種的にはヤマメもサクラマスも一緒です。




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 ↑見た目はほぼサケです。


内臓は現地で抜いてきました。
氷の入ったクーラーボックスに入れてきたのでまだ死後硬直中です。



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 ↑サケよりは淡いピンク色。


三枚におろしました。
サケ科全般に言えることですが、骨が柔らかいのでペティナイフでも全然問題なく捌けます。


刺身でも食したかったのですが生憎、家には-20で冷凍できるものがありません。
淡水魚ですので寄生虫とかその辺の魑魅魍魎が全く持って危険が危ない。
危ないと思いつつ、現地で内臓を抜いたときに生で肝臓を食しました。
(寄生虫とかその辺が絶対にいないとわかっていたら食べる価値はあると思います。
 魚の肝を食べたことがある人はわかると思いますがそれなりに肝特有の甘みがあります。)

※皆さんは生食しないように。


身の方は塩焼きとムニエルに相成りました。
写真にはないですが半身は軽く干して水分を抜きフライとなりました。

それでは食べていきましょうか。

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 ↑左がムニエル。右が塩焼き。


~塩焼き~
うーん、味としては薄い鮭です。
脂っ気が無いので舌にガツンと来る旨味もないです。
サケは皮目がおいしいことで有名ですが焼きが足りなくちょっと噛み切りづらい。
決して不味くはありませんが特筆すべきところもありません。


~ムニエル~
油分が少ない故にバターとの相性は結構いいです。
これが正解か?と聞かれれば疑問符が付きます。
塩焼きよりは確実においしいですけど。


~フライ~
これはおいしいです。
揚げる=油に浸し水分を抜くのでかなり旨味も濃くなっています。
白身魚のフライとも違った食感。
皮目もしっかりと火が通り楽に咀嚼できます。
結局のところ衣とソースによる食感と旨味が大きい気が…。



~まとめ~
今回初めてサクラマスを食しました。
”物凄く美味しい”とまでは言えないですが、普通においしく食べれます。
身の水分が多く旨味が薄いので、一夜干しとか干物も良いかもしれません。


p.s.
いつか”幻の魚イトウ”も食べたい。