※最近釣りの話題ばかりですがご了承ください。
今回は、ウグイが手に入りましたので食べていきます。
北海道では”アカハラ”とか呼ばれてます。
様々な地方名があるウグイですが釣り人の間では外道で有名
邪魔者扱いされ、釣れてもその辺に”投げられる”ことが多いです。
あ、”投げられる”ではなく”捨てられる”ですね。
その、外道魚ことウグイですが
世間一般では”不味い不味い”と言われています
一度も食べたことがないので本当に不味いのか確かめる必要があります。
いや、確かめなければいけません。
本当に不味ければ胸を張ってウグイは不味いと言えますが
食べたこともないのに、噂だけで不味いって話を広めるのは大変可哀そうなことです。
※入手場所は鬼鹿漁港(留萌方面)です。
二種の調理方法をやってみようと思いましたので持ち帰ったのはとりあえず二匹です。
大きさとしては30cm強くらいでしょうか?
比較対象を置き忘れたのはご勘弁ください。

↑釣ってから家まで二時間ほどでしたがまだ生きていました。
下処理を兼ねて、魚体の臭いを嗅いでみましたが全く臭みはありません。
普段扱う、ソイやエゾメバルの方が臭いはあります。
臭いもないので特に臭みを消す料理にしなくても大丈夫だと判断し
今回行った調理法としては、”塩焼き”と”洗い”です。
※注意※
”洗い”ですが、ウグイは汚れた水域でも活動できるため寄生虫やウイルスがいる場合がありますので
真似をして身体に異常を来しても責任は負いかねます。
~塩焼き~
味が乗りやすいように、飾り包丁?的なのを入れた後に
軽く塩を振っただけです。
後は、中火でじっくり焼きました。

食味
身はふっくらしていてサンマに近く、若干のパサつきはありますが大して気になりません。
味としては、見た目通り?青魚系に近いです。
旬じゃない時に食べる、油脂分の少ないサンマですかね。
特徴があるわけではないですが普通に焼き魚としては美味しくいただけます。
食味以外の欠点と言えば、Y字に入っている骨。
どこを食べてもいびつな骨にまみれているので食べるのに一苦労。
コイ目の魚は骨切り必須ですね。
~洗い~
塩焼きの際にかなり骨があることを学びましたので、できる限り薄く薄く切りました。
身が柔らかく、骨がまぁまぁ固いのでそぎ切りにするのが大変ですが包丁をしっかり研げば簡単です。
生で食べるにあたって、
臭みや寄生虫等々気がかりだったのでサッと熱湯をかけた後に氷水で絞めました。
まぁ気休め程度ですが。

食味
辛子酢味噌を用意しましたが、最初は何もつけずに……
ん…?お?
おぉーー!!甘い!甘いぞ!!!
塩焼き同様に臭みは微塵もありません。
味わいとしてはカレイの刺身に似ています。
カレイに似てはいますが、磯臭さが少なく、甘みが強い。
かといって、口の中にいつまでも風味が残ることもない。
食感としては、ぷりぷり感は無いですがなんとなく歯ごたえはあります。
辛子酢味噌をつけて食べてみましたが、甘みが増します。
もしも、臭かった時の為に辛子酢味噌でマスキングすることを考えましたが杞憂でした。
今後の課題としては骨です。
洗いの方は骨を意識して薄く薄くしましたが、ところどころ骨が経ち切れていません…。
刃を入れる方向に問題があったのか…?
さて、塩焼きと洗いを食べましたが
不味い不味いは風評被害です!!
とは、まだ断言できませんが
この感じだと留萌方面のウグイは不味くないと考えられます。
今後も、調査とゆう名の元にウグイが釣れたら持って帰って食べてみることとします。
(”骨”についてももう少し研究しなければなりません。)
p.s.
寄生虫とかその辺りの生物には気を付けようね。
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