ハロー、皆さん、こんにちは。

今回から、新しくアイヌ文化を学んでいきます。
食べ物についてしか書かないと思いますけど。
(今回からとか言ってますが、採取したのは昨年2019年の8月頃ですけどね。)


せっかく北海道に住んでるのに、アイヌ文化について書かないのも
いかがなものかと思いまして…。

とゆうことで、
今回は、“ベカンベ”こと“ヒシの実”について書いていきます。
ベカンベってのはアイヌ語です。

ヒシには何種類(オニビシとかヒメビシ)かあるんですけど同定してません。
多分ただの"ヒシ"でいいと思います。

ヒシは、いわゆる水草で水面に浮かんでいます。

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ヒシは浮葉植物で、
果実の棘を利用し、水鳥の羽に付着することで生息域を増やします。


【ヒシ】って名前の由来は諸説ありますが、葉の形が菱形だからヒシ。
安直ですね。

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池などに多く繁茂しています。
一株あれば周辺にはたくさんあることでしょう。


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果実の左右に伸びる棘を使って水鳥の羽にくっつきます。


古くから忍者の道具「撒き菱」として使われていた理由も頷けます。
鋸状の棘で、且つ薄いので皮膚に刺さった後に折れたら体内に残りそうな感じ。
毒は無いので問題はなさそうですが。


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採ってきたら塩茹でしましょう。

かなり濃い目の塩を入れても大丈夫です。
外殻が邪魔してほぼ塩味は付きませんので。


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〇食味
シャキシャキしたのとホクホクしたのがありますね。
シャキシャキした方は枝豆に似てます。

ホクホクした方は甘みのない栗?かな?
あ、マテバシイとかスダジイの身に似てるかも。

まぁ、なんてゆうか上手く表現できませんが、かなり美味しいのは確かです。

シャキシャキとホクホクがあった理由としては、果実の熟れ具合の差かな?
シャキシャキもホクホクもどちらも違った美味しさがあるので非常に良いです。

ネットで色々検索していると炊き込みご飯とかに入れても美味しいらしい。


一粒ずつ食べていたら気づかなかったのですが、まとめて5~6粒食べるとかなりの「でんぷん質」を感じます。
アイヌの人が食べてたってのも頷けます。

殻を剥くのがちょっと大変ですが食べる価値は十二分にありそうです。


p.s.
今年は“ヒシの実でんぷん”でタピオカとか作ってみたい。