ハロー、皆さん、こんにちは。
先日、北海道の南の方にある"新冠"に行きました。
仕事の関係でよく行くことがあるのですが、そのたびに寄っている魚屋さんがあります。
この時期、あまり目を引くような鮮魚は売っていないのですが
大きく食いでがありそうなエゾボラ(マツブ)が売っていました。
刺身で食べれるくらい鮮度は良い感じだったのですが
なんやかんやあって、つぼ焼きと煮付けで食べましたね。
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さて、ここからが本記事の本題となります。
結論から言いますと、
エゾボラ(マツブ)の唾液腺に含まれる、神経毒の“テトラミン”に中りました。
唾液腺に神経毒が含まれていることは知っていました。
25年間生きてきて一度も中ったことが無かったので今回も大丈夫だろうと思っていたんですね。
摂取から発症、回復までの流れを書いときますね。
19:00 エゾボラ(マツブ)を摂取
↓
20:00 若干の眩暈(テトラミンによる食中毒発症)
↓
20:30 全身の筋肉が攣るような感覚に襲われる
↓
21:00 依然症状は変わらず
↓
21:30 少し症状が落ち着き始める
↓
22:00 初期症状程度まで落ち着く
↓
22:30 回復
発症した時は何が起きているかわかりませんでした。
お酒飲んでないのに酔ってる様な状態に陥り、正直立っているのも辛い。
寝転がっても頭がぐわんぐわんした状態なので、起き上がろうとしたら使う筋肉全てが攣りそうな状況。
ここでやっと自分の身に何が起きたのかわかりました。
「これはマツブの毒に中ったな…。」
摂取後1時間半経過していたので、既に消化・吸収されているだろうしそのまま堪えようと思っていました。
かなり久しぶりに、身の危険を感じたのでちょっとやばいなぁと思った次第です。
吐き戻そうと思い、水をがぶ飲みし何度かトライしましたが水しか出てこない…。
そうこうしている内に2時間経過したので、覚悟を決めて諦めました。はい。
救急車呼んで、病院行っても対処療法(胃洗浄等)しか方法は無いですしね。
2時間半経過した辺りから症状が回復し始めたので一安心。
いやはや何とも、今までは自ら毒に中りに行っていたので
心構え?身構え?が出来ていたので、怖さとか身の危険は感じませんでした。
最後に、テトラミンについて少し書いて終わります。
有毒種 :エゾバイ科エゾボラ属(Nepunea)に属するムカシエゾボラ、ヒメエゾボラ、
エゾボラモドキ、ヒメエゾボラモドキなど(エゾボラ属の巻貝はすべて有毒と思われる)。
その他、エゾバイ科エゾバイ属のスルガバイ、フジツガイ科のアヤボラおよびテングニシ科
のテングニシも有毒である。これら巻貝はツブとかツブ貝として市販されている。
有毒部位 :唾液腺
中毒発生状況:件数:数件/年、患者数:5~10人/年(2008年は件数12、患者数24人と非常に多かった)
中毒症状 :激しい頭痛、めまい、船酔い感、酩酊感、足のふらつき、眼底の痛み、眼のちらつき、嘔吐感など。
食後30分から1時間で発症し、数時間で回復。死亡することはない。
厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル:巻貝:唾液腺毒(テトラミン) より引用
URL:https://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/animal_14.html
幸い、死亡例がなかったので病院には行きませんでしたが
皆さんはヤバいと思ったら躊躇せずに、すぐさま119してください。
p.s.
バットトリップはもうこりごりだぜ。
・・・・後日談・・・・
煮付けがまだ残っていましたので、味はおいしいし捨てるのはもったいないと思い食べました。
今度はちゃんと唾液腺を取って。
まぁ症状を再現する為に、唾液腺も食べたのは内緒ですけどね…。
食べた後1時間で同じ状況に陥ったので原因はマツブで合ってました。
おわり。
先日、北海道の南の方にある"新冠"に行きました。
仕事の関係でよく行くことがあるのですが、そのたびに寄っている魚屋さんがあります。
この時期、あまり目を引くような鮮魚は売っていないのですが
大きく食いでがありそうなエゾボラ(マツブ)が売っていました。
刺身で食べれるくらい鮮度は良い感じだったのですが
なんやかんやあって、つぼ焼きと煮付けで食べましたね。
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さて、ここからが本記事の本題となります。
結論から言いますと、
エゾボラ(マツブ)の唾液腺に含まれる、神経毒の“テトラミン”に中りました。
唾液腺に神経毒が含まれていることは知っていました。
25年間生きてきて一度も中ったことが無かったので今回も大丈夫だろうと思っていたんですね。
摂取から発症、回復までの流れを書いときますね。
19:00 エゾボラ(マツブ)を摂取
↓
20:00 若干の眩暈(テトラミンによる食中毒発症)
↓
20:30 全身の筋肉が攣るような感覚に襲われる
↓
21:00 依然症状は変わらず
↓
21:30 少し症状が落ち着き始める
↓
22:00 初期症状程度まで落ち着く
↓
22:30 回復
発症した時は何が起きているかわかりませんでした。
お酒飲んでないのに酔ってる様な状態に陥り、正直立っているのも辛い。
寝転がっても頭がぐわんぐわんした状態なので、起き上がろうとしたら使う筋肉全てが攣りそうな状況。
ここでやっと自分の身に何が起きたのかわかりました。
「これはマツブの毒に中ったな…。」
摂取後1時間半経過していたので、既に消化・吸収されているだろうしそのまま堪えようと思っていました。
かなり久しぶりに、身の危険を感じたのでちょっとやばいなぁと思った次第です。
吐き戻そうと思い、水をがぶ飲みし何度かトライしましたが水しか出てこない…。
そうこうしている内に2時間経過したので、覚悟を決めて諦めました。はい。
救急車呼んで、病院行っても対処療法(胃洗浄等)しか方法は無いですしね。
2時間半経過した辺りから症状が回復し始めたので一安心。
いやはや何とも、今までは自ら毒に中りに行っていたので
心構え?身構え?が出来ていたので、怖さとか身の危険は感じませんでした。
最後に、テトラミンについて少し書いて終わります。
有毒種 :エゾバイ科エゾボラ属(Nepunea)に属するムカシエゾボラ、ヒメエゾボラ、
エゾボラモドキ、ヒメエゾボラモドキなど(エゾボラ属の巻貝はすべて有毒と思われる)。
その他、エゾバイ科エゾバイ属のスルガバイ、フジツガイ科のアヤボラおよびテングニシ科
のテングニシも有毒である。これら巻貝はツブとかツブ貝として市販されている。
有毒部位 :唾液腺
中毒発生状況:件数:数件/年、患者数:5~10人/年(2008年は件数12、患者数24人と非常に多かった)
中毒症状 :激しい頭痛、めまい、船酔い感、酩酊感、足のふらつき、眼底の痛み、眼のちらつき、嘔吐感など。
食後30分から1時間で発症し、数時間で回復。死亡することはない。
厚生労働省 自然毒のリスクプロファイル:巻貝:唾液腺毒(テトラミン) より引用
URL:https://www.mhlw.go.jp/topics/syokuchu/poison/animal_14.html
幸い、死亡例がなかったので病院には行きませんでしたが
皆さんはヤバいと思ったら躊躇せずに、すぐさま119してください。
p.s.
バットトリップはもうこりごりだぜ。
・・・・後日談・・・・
煮付けがまだ残っていましたので、味はおいしいし捨てるのはもったいないと思い食べました。
今度はちゃんと唾液腺を取って。
まぁ症状を再現する為に、唾液腺も食べたのは内緒ですけどね…。
食べた後1時間で同じ状況に陥ったので原因はマツブで合ってました。
おわり。
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