ハロー、皆さん、こんにちは。

北海道は雪もほぼ無くなり、夏らしい気温になってきました。

今回も、アイヌの力を借ります。


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オオウバユリ

アイヌの人たちには、大変貴重な食糧で春先に採取し、
でんぷんを精製し保存食として、薬として使用されていました。


まぁそんなことは置いといてやっていきます。

Wikipedia先生に倣って当時の食べ方でもやりましょうか。


とりあえずオオウバユリの球根を採取します。

真ん中から一本太い茎が出ているのは今年花が咲く(雄花)ので球根が小さいので取るのはやめましょう。
球根がやせているので食いでもないですしね。

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10個程度取れれば十分事足りるでしょう。

鱗片の隙間にも泥が溜まっているので、一枚一枚丁寧にはがして洗います。

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参考文献には斧の背で叩くとありますが、棒で突いてつぶしました。

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さらしの方が良いのかもしれませんが、無いので水切りネットで代用。

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水につけてもむようにし、デンプンを抽出します……。


えーっと……これからの工程としては…

デンプンが沈殿し、繊維クズが浮いてくるのでそれを濾し取る。

濾し取った繊維クズの水気を絞り、フキやヨブスマソウの葉に包み1週間程度発酵させ、
・発酵させたものを搗き砕いてドーナツ状にし乾燥させる。(三番粉
・沈殿した流動的な半液体状の物を二番粉
・最下層の粉状の物を一番粉

に分けて乾燥……。


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…!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?

デンプンとは?

はいー、失敗しました。

おわり。



取れなかったことを、嘆いていても仕方ありません。

原因を色々考えました。
・そもそも採取した量が少なかった
・採取時期が遅かった
・つぶすのが足りなかった
・水切りネットじゃダメ
・つぶしたものを水の中でしっかりと攪拌してから濾すのが大事?

この点をふまえて、今年まだ採取可能であればリベンジします。

p.s.
アイヌの人に直接習いたい。